計測器用語集
NTS日本特殊測器株式会社で取り扱うセンサー・計測器に関する専門用語を解説します。 トランスデューサ(荷重変換器・圧力変換器・トルク変換器)およびひずみ測定器に関連する 主要な用語を、JIS規格や業界標準に基づいて簡潔に定義しています。 製品仕様書の読み解きや、技術的な打合せの際にご活用ください。
① トランスデューサ用語の定義
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定格容量(Rated Capacity)
トランスデューサーが仕様を保証した範囲で計測できる最大容量(負荷)。「R.C.」と略記します。
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許容過負荷(Safe Overload)
定格容量を超えた負荷に対して、トランスデューサーが永久変化を受けない最大負荷です。許容過負荷内であれば負荷除去後、定格容量まで仕様を満たして使用可能です。定格容量に対する百分率で表します。
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最大許容過負荷(Ultimate Overload)
これを超える負荷を加えると構造上損傷を生じる限界負荷です。
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定格出力(Rated Output)
定格容量を負荷したときの出力から、無負荷時の出力を差し引いた値です。印加電圧1Vあたりの出力(mV/V)で表します。「R.O.」と略記します。
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直線性(Linearity)
無負荷時の出力と定格負荷時の出力を結ぶ直線(基準曲線)に対する、校正負荷時の出力(校正曲線)の最大偏差です。ただし、校正負荷の増加時においてのみ測定します。定格出力に対する百分率で表します。※校正規格に準拠
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ヒステリシス(Hysteresis)
無負荷から定格容量までの負荷サイクルにおいて、負荷増加時と負荷減少時のトランスデューサーの出力の差の最大値です。定格出力に対する百分率で表します。
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繰り返し性(Repeatability)
同一の負荷条件ならびに同一の周囲条件において、繰り返し負荷したときの出力の最大差。3回の平均定格出力に対する百分率で表します。
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許容印加電圧(Excitation Voltage)
トランスデューサーが仕様を保って継続的に使用できる、入力端子へ加えることのできる最大電圧です。
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入力端子間抵抗(Input Resistance)
無負荷で出力端子を開いた状態の下で測定する入力端子間の抵抗です。
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出力端子間抵抗(Output Resistance)
無負荷で出力端子を開いた状態の下で測定する出力端子間の抵抗です。
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絶縁抵抗(Insulation Resistance)
トランスデューサーの電気回路と本体(筐体)間の直流抵抗です。通常50VDCを用いて測定します。
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補償温度範囲(Compensated Temperature Range)
定格出力と零バランスが、仕様を超えないように温度補償されている温度範囲です。
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使用温度範囲(Operating Temperature Range)
仕様を満足して使用できる温度範囲です。
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許容温度範囲(Safe Temperature Range)
定められた仕様は満足しないが、トランスデューサーに永久的な特性変化(ダメージ)を生じることなく使用できる温度範囲です。
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零点温度影響(Zero Shift with Temperature)
雰囲気温度が10℃変化したときの無負荷時の出力の変化量です。10℃あたりの変化を定格出力の百分率で表します。(例:0.5% R.O./10℃)
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出力の温度影響(Span Shift with Temperature)
雰囲気温度が10℃変化したときの定格出力の変化量です。10℃あたりの変化を定格出力の百分率で表します。社内検査基準:25℃/4時間 → 50℃/4時間 → 25℃/4時間
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零バランス(Zero Balance)
無負荷時の出力です。
② その他の定義
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アクティブゲージ(Active Gauge)
ひずみを生じる部分に取り付けられたひずみゲージです。
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SN比(S/N Ratio)
設定感度における規定出力と、ノイズ(p-p値)との比です。百分率またはデシベルで表します。
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感度(Sensitivity)
規定された条件の下での、ひずみ入力に対する出力(電圧、電流、指示値)の比またはその逆の値です。
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基底ノイズ(Base Noise)
アンプ、指示計、シグナルコンディショナーが持っているノイズ量のことです。
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ゲージブリッジ / ブリッジ(Strain Gauge Bridge)
ひずみゲージを構成辺とするホイートストンブリッジ回路です。
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ゲージ率設定範囲(Gauge Factor Range)
使用ひずみゲージのゲージ率の差に関わらず、同一負荷の時に同一ひずみ値を得られるように設定できるゲージ率の範囲です。
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校正ひずみ(Calibration Strain)
指示計やアンプなどの測定値を校正するために加える電気信号です。通常ひずみ換算で入力します。
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校正ブリッジ(Calibration Bridge)
校正ひずみを発生させるブリッジ回路のことです。
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最大出力(Maximum Output)
規定の負荷に対して、仕様を満足して供給できる出力の最大値です。電圧または電流で示します。
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出力負荷抵抗(Output Load Resistance)
負荷と最大出力の関係を言います。
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スイッチボックス(Switch Box)
1台のひずみ測定器を切り換えることで多数点のひずみ測定を行うとき、ゲージの切り換えおよび平衡を行う器具です。
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スパン / レンジ(Span / Range)
指示計器などにおいて、フルスケールで示されるひずみ量のことです。レンジと言う場合もあります。
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ダイアルブリッジ(Dial Bridge)
零位法測定器において、ひずみを読み取るための指示ダイアルを持った平衡電圧発生ブリッジ回路のことです。
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ダミーゲージ(Dummy Gauge)
ブリッジを構成する目的で抵抗としてのみ用いられるゲージです。温度補償として、温度変化によるアクティブゲージのひずみ量の変化を打ち消す目的のものも含まれます。
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等価ノイズ(Equivalent Noise)
設定感度の規定出力におけるノイズ(p-p値)。入力に換算したひずみで示します。
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等価ひずみ(Equivalent Strain)
ブリッジを構成するゲージにひずみが加わって生じる出力電圧を、同じ出力を与える1辺のゲージのひずみに換算した値です。
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ひずみ入力(Strain Input)
ひずみで示したひずみ測定器の入力です。
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負荷抵抗(Load Resistance)
仕様を満足して負荷することが可能な抵抗です。
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ブリッジ電源(Bridge Supply)
ブリッジ回路の印加電源のことです。電圧または電流(定電流電源の場合)、直流または交流です。交流の場合はその周波数(搬送波周波数)も示します。
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ブリッジボックス(Bridge Box)
アクティブゲージの近辺でホイートストンブリッジ回路を構成するための器具です。
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分解能(Resolution)
指示計や測定器の検知、または調整し得る最少のひずみ変化量のことです。
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平衡調整範囲(Balance Adjustment Range)
ゲージブリッジ回路の抵抗偏差および容量偏差を補正できる範囲です。抵抗調整範囲はゲージ抵抗の百分率で示し、容量調整範囲は容量値で示します。
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製造番号(Serial Number)
トランスデューサーの固有の識別番号です。本体に記載されています。